Nike・・・


Nike、初めて会ってからなんてたくさん一緒の時間をすごしただろう。
初めての出会いも空の下で、あれから何度、緑の草地とか、きれいな川とか、
それから満点の星の下を一緒に走っただろう。
仲良くなるスピードが早くて早くて、それはもうびっくりするくらいだった。
いろんな偶然が重なって、私達は会って、友達になることができた。
それをまず心から感謝します。






最後に一緒に車に乗って、駅まで送ってくれた時、
助手席にいる私の左頬に顔を寄せてくれたこと、
今でもその柔らかい感触を思い出すことができる。

ApiやAlmaよりももっとでっかい足とか、お水飲みながらぶんぶん尻尾を振ってたこととか、
それからママの焼いたおやつが大好きでいつも長いくずきりを垂らしてたり、
それが服についちゃっていつもパパやママが「ごめーん」って言ってた。
座ってるみんなのところにそれぞれ寄り添って
輝くような笑顔を向けてくれたことを今も忘れない。

私の好きな言葉に「よく生きる」というのがあって、
それは生きる長さに関係なく、うれしいとか幸せとか、ちょっと寂しいとか、
そういう気持ちをたくさん味わって、たくさんの経験をした命を言うんだと思うの。
Nikeはパパさんととママさんと、それからお友達と山や海や川、そしてドライブしたり、
手作りのおやつを食べたり、走ったり寝転んだり、たくさん笑ったんだと思う。
皆が撮った写真が笑顔ばかりで、本当にそれはうらやましくなるくらい。
Nikeはよく生きたんだなあと、今思うことができるよ。

Nikeに触れることができなくて、今本当に寂しい。
油断するとすぐ涙が出るし、体が痛い。それはもう本当に慟哭。
それでもあの笑顔を思い浮かべると、ああ、笑わなくちゃと思うよ。
きっとどこかで見てるから、笑ってなくちゃって思う。

Nike、私達と友達になってくれてありがとう。
ApiやAlmaのお兄ちゃんになってくれてありがとう。
ApiもAlmaもNikeのことが大好きで大好きで、
いつもほんとに嬉しそうだったでしょう?
この世界ではもう会えないかもしれないけれど、
ずっと友達で、ずっとだいすきっていうのには変わりがないものね。

虹の空で迷子にならないように、
Apipapaの作ったタグをつけていってくれたんだね。
だからきっと大丈夫、すぐにNikeが分かるよ。

Nike、ありがと。





どんちゃん、大好きなどんちゃんへ。
一緒に山を走ったり、川を泳いだり、おうちでごろんと横になったり、
海でも遊んだし、カヌーも乗ったし、おやつも食べたし、
それから雪の上でもたくさん走ったし、
それからハイキングもしたし、ドライブもしたし、べったりくっついて昼寝もした。
ぶんぶんの尻尾とか、あったかい背中とか、でっかいお手々。
いつも笑顔だったどんちゃん。
どんちゃん、だいすき。
ずっとだいすき。
これからもだいすき。



2004-11-20



   




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